先進医療、がん先進医療の補償 byPigeon(6)
7199 日本興亜損害保険
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先進医療、がん先進医療の補償を考える
保険選びネットの掲示板でも高度先進医療に対する不安から保険の手当てを考える人が増えてるように思います。
高度先進医療は平成１８年１０月より法改正により先進医療と統合され、「先進医療」という呼び名に変わりました。高度先進医療１０１種と先進医療８種、他１種を加えて１１０種の先進医療となりました。
先進医療は、患者が望み、医師が効果を認めた場合に手順を踏んで実施されるのでハードルは高いものでもありますが注目を浴びている治療法があります。（旧）高度先進医療の実情
第16回先進医療専門家会議資料
上記をご覧頂くと、平成18年度（平成17年6月1日〜平成18年6月30日）の厚生労働省先進医療専門家会議における実態調査の報告資料があります。まずはこの調査結果を検証してみて実態を把握してみましょう。
- 平成18年度全患者数 4166人
- 総医療費 約66億円（うち高度先進医療費総額約37億円）
実施件数上位５件- 1位 622件 悪性黒色腫又は乳がんにおけるセンチネルリンパ節の同定と転移の検索
- 2位 533件 悪性腫瘍に対する粒子線治療 ※固形がんに係るものに限る。
- 3位 485件 インプラント義歯※顎骨の過度の吸収により、従来の過撤性義歯では咀嚼機能の回復が困難なものに限る。
- 4位 453件 固形がんに対する重粒子線治療
- 5位 272件 抗がん剤感受性試験※進行胃がん、大腸がん、食道がん、頭頸部進行がん、進行乳がん、消化器がん、肺がん、がん性胸腹膜炎、子宮頸体がん又は卵巣がん（胸水又は腹水例を含む。）に係るものに限る。
高度先進総医療費上位５件- 1位 1,519,801,000円 悪性腫瘍に対する粒子線治療
- 2位 1,407,514,000円 固形がんに対する重粒子線治療
- 3位 285,996,336円 インプラント義歯
- 4位 102,079,698円 エキシマレーザー冠動脈形成術
- 5位 94,710,355円 活性化自己リンパ球移入療法
高度先進医療の実施件数の多い上位５つのうち４つ、高度先進医療の総医療費の多い上位５つのうち３つの治療ががんに関わるものでした。
また、機械的にがんや悪性腫瘍と言う言葉が入っている先進医療療費を合計してみますと、３１億円を超え、実に約８４％ががんに関わるものです。
平成１８年だけ見ても仕方ないのでは、と言う意見もあるかと思います。第８１回中央社会保険医療協議会総会の資料には平成１７年度を中心として過去の実施件数も記載されておりまして、興味深いのはやはり288万円掛かる「粒子線治療」、314万円掛かる「重粒子線治療」の実施件数の伸びです。実態としてはこの２種で高度先進医療の総医療費の８割近くを占めています。
がん全患者の割合からすればまだまだ少数と言えるものの、粒子線治療、重粒子線治療は注目を集めている治療法と言う事が数字を見ても伺えます。
注目を集める粒子線治療
粒子線とは、電子、水素イオン（陽子）、炭素イオン、中性子などの粒子の流れです。特に陽子線と炭素イオン線を用いた治療を「粒子線治療」と呼びます。炭素イオン線を「重粒子線」と区別する事があります。
切らずに治す粒子線治療は、体の機能や形態の欠損が少なく、副作用が少ない新しい治療法として注目されています。
「特 徴」 - 早期がんの場合根治可能
- 機能脱落がない
- 高齢者でも安全に治療可能
- 放射線障害の可能性が少ない
- 従来の光粒子治療の効きにくいがん（悪性黒色腫など）も治療可能
（兵庫県立粒子線医療センター資料より抜粋）金銭面のカバー（医療費用）
早期がんの場合、手術と同等以上の治療効果が期待でき、体の負担が軽い治療として前述の粒子線治療を選択したい、と言う場合にもやはり金銭面が問題の一つとなります。保険でカバーしようと考えた時に、まとまったお金が必要となる事からがん保険の診断給付金で300万以上を確保したり、特定疾病保障保険（特約）で確保すると言う考え方もできますが、保険料負担が必ずしも少ないとは言えません。
そこで別途低廉な保険料の「先進医療」を確保しておきたいものです。
・セゾンカード会員限定 介護安心プラン
介護一時金 ２０万円
高度先進医療１００万円
月額保険料 ３００円
介護安心プランとありますが、要介護状態になってこの位の一時金をもらってもそれ程安心できる金額ではありません。先進医療の単品売りの近いのが特長です。また、先進医療の補償ながら臓器移植の費用が補償されるのも特長の一つです。
先進医療補償は、対象となる先進医療の技術番号が決まっているわけではなく、医師ががんの治療の為に用いた先進医療であれば補償対象となります。
先進医療の認可状況は毎年変動がありますが、先進医療であり、それが治療に用いられたものなら今後新たな技術が登場してきても問題なく補償対象となります。
月々６００円の保険料で倍額の補償となるので、がんにおける先進医療費の確保には低コストであり、既存のがん保険の上乗せ用途に十分使えると思います。
先進医療の補償または保障が付いている医療保険やがん保険は限られますので、この様な形で先進医療を確保しておけば選択肢を広げる事ができます。
セゾンカード会員限定ですし、セゾンカウンターでしか申し込めませんが、セゾンカードは年会費無料のカードですからこの為に作っても良いのではないでしょうか。
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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