■自由設計型(アカウント型)商品の保険設計書の読み方
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生命保険■独断解説

■自由設計型(アカウント型)商品の保険設計書の読み方

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「アカウント」討論(hina-chan VS bird発行人)

hina-chan…
このホームページではアカウント型商品について、「アカウント」で運用される金額の少なさについて、強く指摘していることが気になります。特に設計書の解説では随分指摘しているみたいです。

このホームページ上で「アカウント」は『積立金』と表現しているところが多いのですが、保険会社サイドで「保険で貯金させよう!」という意図はあまりないはずです。そして一般顧客も、『積立』という言葉にそれほど期待しているとは思えませんが。

bird発行人(Web Master)…
たしかに、hina-chanのいうとおり、アカウント商品で貯蓄しようとか貯蓄させようとか思われてはいないはずだし、思っちゃいけない。でも保険販売の現場ではどの保険会社も「積み立てにもなる」って宣伝してるじゃない。

ちょっと前の定期付終身保険なんか「働き盛りは大きな保障で貯蓄にもなり老後はその貯蓄をもとに年金にもなります」なんていって売り込まれて、それを真に受けた契約者がたくさんいて、ずっと後になってスズメの涙のような貯蓄だということに気が付く。多額の保険料ならそんな保障も貯蓄もってあるかもしれないけれど、サラリーマンが払う普通の保険料では無理に決まっている。アカウント型では積立部分が別になるのでそういう誤解は減るからいいと思うけれどね。

hina-chan…
「アカウント」に関しては、保険料から積立金に充当する金額には保険の要素が微塵もありません。死亡した場合にはアカウントに対して1.5倍とか1.1倍の金額が死亡給付金として支払われるという「サービス付」だし、「アカウント」に積立てられる金額の大小にこだわる必要はないんじゃないですか。

bird発行人…
ナニ馬鹿なこと言ってるの。災害死亡保障は無料サービスなんかじゃないよ。積立金(アカウント)残高に対して毎年0.何%とか1.何%の手数料(口座管理手数料っていうところかな)を保険会社に差し引かれていて、その手数料に災害死亡保障に対する保険料が含まれているんだ。

だからサービスなんかじゃなくて契約者が保険料を負担しているんだ。この手数料については明示している保険会社もあるけれど、残念なことは明示していない保険会社もあるということ。そしてこの手数料があるからこそ予定利率(基準利率)と実際の解約時の戻り金の差が発生するんだ。変額個人年金でははっきり明示するようになったのだからアカウント型でも明示すべきだと思うけどもね。

hina-chan…
それはわかったのですが、『「保険(特約)」と「貯金(積立金)」が完全に別れているから、それぞれの自由がある』といったように補足的に説明をホームページ上でする方がわかってもらいやすいと思うのです。

bird発行人…
保障部分が更新型でなく全期型ならそれでいいと思うよ。たとえば30歳契約で死亡保障は30年とか35年の全期型ならば。その間は「保険(特約)」の保険料は同一なのだから、「貯金(積立金)」のお金をどうするのかは契約者が自分でコントロールできるはず。

でも現実の契約内容は死亡保障は期間10年とか期間15年の短期の保障にしておいて期間経過後に更新するという更新型が前提だよね。普通ならばその時にドーンと「保険(特約)」の保険料がアップするはず。

アカウント型の大きな売りは更新時に「貯金(積立金)」に残高があるから(あれば?)、それを徐々に取り崩すことで毎月支払う金額がドーンとアップしなくて済む、ということのはず。うまくいけば実質的には全期間に渡って保険料同一という全期型に近い設計ができる。そしてそれにもかかわらず保険内容の組替えがやりやすいといういい保険だということ。

しかし問題はいい保険の「はず」なんだけれど積立金がなければ、絵に描いた餅で、実質は短期の定期保険に過ぎなくなってしまうこと。だから積立金額はしっかり意識しなくてはいけないんだと思うよ。

もちろん契約者がそのあたりのことをよく説明を受けて、よく理解して、ずっと忘れなければ、積立部分がほとんどゼロだって問題ないんだけれどもね。最後は自己責任なんだから。
こんなふうに考えているのはbird発行人だけなのかな…?

hina-chan…
そうですよ。そんなこと言ってるからこのホームページは保険会社から嫌われるんですよ、まったく。

by bird発行人 2003年4月

アカウント型商品の設計書の読み方


まづのぞいてみて下さい

■アカウント型(保険総合口座)と従来型はどう違う?
■死亡保障の付け方で大差…「更新型」と「全期型」
■生命保険のパンフレットや設計書を理解するために
■保険会社のパンフレットや設計書をどう読むのか
■保険料のうちで積立部分はどのくらいなのか

積立金推移表と保険料明細表について

「アカウント型商品」は『「保険(保障)」と「貯金(積立金)」が完全に分離している』のが特徴。したがってその設計書も「保障部分」と「積立金部分」に分けて説明されている。そして『生涯一契約』として勧めるからには、加入してからの保険金額・給付金額・保険料(明細)・積立金額の変動についての『経過年数による推移』を表示する必要があり、『設計書』というより『冊子』に近いボリュームになっている。

「アカウント型商品」は、保険商品の種類として『利率変動型積立(終身)保険』と称される。『「保障」と「積立金」が分離』していているうえに「積立金」の利率が変動するとなれば、いよいよ『完全なる貯金』っぽく、想定利率と経過年数ごとの『積立金額の推移表』にスペースを多くとって説明したくなる。

そして『「保障」と「積立金」が分離』しているので、「積立金」から保険料への充当ができる。そこで「保障」と「保険料」を自在に調節できる、特に『「保険料」を変えずに「保障」を増額できる』実例を解説したいので、まずは『「積立金」を活用しないままの保険料』を、特約の明細ごとに経過年数に応じて表示する必要がある。

特約の保険期間のタイプに、期間が満了するごとに更新していく「更新型」と、更新しない「全期型」とがある。近年、ほとんどと言っていいほど「更新型」が多く、かくして『保険料明細表』も『積立金額の推移表』に負けずにスペースを確保することになった。

『「保障」と「保険料」を自在に調節できる』ので「転換」しなくても「保障見直し」が容易にできる。しかしこの「保障見直し」をすると、『積立金推移表』も『保険料明細表』も推移の設定が変わるのであまり意味がなくなってしまう。もちろん『保険事故が発生』しても同様である。

『保険事故が発生』しないことを願って『積立金推移表』や『保険料明細表』を熟考するのもいいかもしれない。ただ、「生命保険」に加入する目的は何か?そして、これが「生命保険」ではなく『形ある商品』だとする。何かを買うとき、商品の中身をあまり確かめずに値札だけ凝視して購入を決めるようなものである。

率直に言って、「生命保険」に加入しようと考える人が、具体的な保障内容よりも数10年間の「積立金」や「保険料明細(更新型・全期型を含む)」の推移などを重要視するとは考えられない。そこで、「積立金推移表」や「保険料明細表」は参考までに眺めることとして、商品の中身である『死亡・医療関係の保険(特約)』について具体的な内容を理解することを勧めたい。

収入保障特約について

支払われる「死亡保険金」や「介護保険金」を『一時金(一括)』で全額受取るのではなく、一定の期間に分割された『年金』として毎年、あるいは毎月受取ることにする特約。保険会社により「生活保障特約」などとも称されている。
『保険金を年金形式で支払う』ことにすると、保険会社が高額な保険金を一度に支払わなくてもすむ。そして営業員は「安い保険料で大きな保障」を設計できる。ゆえに、保障プランの見積りをお願いすると、『年金形式』なんて希望した憶えもないのに、この特約がもれなく付加されていたりする。

しかし、契約する人(多くはその保険の対象者)は、「安い保険料で大きな保障」と聞くと、なんとなく『得した』気分になるのかマンマと勧められるままに契約してしまうこともあるように思う。

『年金形式』について、「介護保険金」として受取るのであれば、ある程度理にかなっているように思うが、「死亡保険金」としてはどうか?これは実際に受取る人が『そのとき』にどう思うかによる。

この特約は、保険金を『年金形式』で受取ることになっているが、大体の場合『希望により一時金による受取りも可能』になっている。ただしこの場合の『一時金』の保険金額は、最初から『一時金方式』で受取る場合の保険金額より少なくなっている。つまり『設計書』に表示された金額は受取れないことになる。

さらに、死亡事故が発生する時期によっても『設計書』に表示された金額が受取れないことがある。なぜかというと、「年金」が支払われる期間が決められていて、『死亡事故発生の時期』が『年金の支払期間終了の時期』に近ければ近いほど、支払われる金額はトータルで少なくなっていくからである。

大体の場合、この『年金の支払期間』には『最低保証期間(回数)』があり、例えば『10年(回)は受取れます』などど説明されている。しかし、多くのパターンとして「保険期間」は『最低保証期間』より長期(大抵は終身)の契約をするもの。確率的に、やっぱり(?)『設計書』に表示された金額は受取れないことになる。もっとも、(だから保険料が安い!)と言われれば、それもそうなのだけれど…。

『死亡事故発生の時期』なんてわかるワケがない、というより考えたくもない。でも、この特約を付加したいと思ったら少し考えてみよう。そして、「死亡保険金受取人」には絶対に、よ〜く相談してから契約しよう!

アカウント型商品設計書
独断的『解かりやすさ』ランキング

1.「LIVEONE(ライブワン)」‥保障内容や契約年齢範囲により異なる『商品名』ごとに専用設計書がある。

2.「ザ・ベクトル」‥保障明細が一覧表形式で表示されている『保障明細表』が解かりやすい。『ダイジェスト』は不要。

3.「保険王」‥1つの設計書の中で複数の保険商品内容を説明しているが、意外に解かりやすい。

4.「ライフアカウントL.A.」‥「アカウント型商品」の特徴と『1年ごとに保障見直しができる』ことの説明がくどい。商品の全体像が不鮮明。


by Hina-chan 2003年4月
■各保険会社主力商品の保険設計書一覧 0580
■生命保険のパンフレットや設計書を理解するために 9026
■自由設計型(アカウント型)と従来型はどう違う? 9001






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