注目商品 Ｗステージ 未来デザイン（住友生命）by 伊藤亮太(13)
7497 住友生命
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Ｗステージ 未来デザイン（住友生命保険）
2011年3月23日より、住友生命保険にて、5年ごと利差配当付終身保険『Ｗステージ』が10年ぶりに全面的にリニューアルし発売されました。
その中の『Ｗステージ 未来デザイン』は、働き盛りにおける収入保障と老後生活への備えを兼ね備えた保険商品になります。今回は、この『Ｗステージ 未来デザイン』について見ていきたいと思います。
●『Ｗステージ 未来デザイン』の３つの特徴
『Ｗステージ 未来デザイン』は、Ｗデザイン（5年ごと利差配当付終身保険）に介護収入保障特約・逓減型を付加したプランになります。特徴は下記の３つになります。
- 特約保障がある第１保険期間（主契約の保険料払込期間）中は、主契約（5年ごと利差配当付終身保険）の保障額が抑えられていること。その代り保険料負担を軽減していること
- 主契約部分の死亡保障の一部を、指定日に「介護終身保障」へ診査なしで移行できること
- ライフステージにあわせて、お子様が小さいとき、つまり最も保障額が必要な時期には手厚く、お子様の成長につれて年々減少する収入保障・逓減型を特約として付加
その他には、先進医療にかかわる技術料を通算2,000万円まで保障する「新先進医療特約」の付加もできる点、スミセイ未来応援活動のコンサルティング・サービスを受けられる点、結婚・出産・進学・就職など人生の節目におけるライフステージギフトがプレゼントされる点、２４時間いつでも無料にて健康相談「健康応援プログラム」を受けられる点などが特徴として挙げられます。
●『Ｗステージ 未来デザイン』のしくみ図
『Ｗステージ 未来デザイン』は商品名からも想像できるように、保険期間を２つに区分しています。
図表をご覧ください。第１保険期間は主契約の保険料払込期間中をさし、この間は主契約部分からの死亡保障は徐々に拡大していきます。
一方、新介護収入保障特約部分（年金年額240万円、最低保障5回）では、お子様の成長にあわせて介護・死亡・高度障害の保障額が低減する仕組みとなっています。必要な時に必要な保障額を得られるという仕組みとしては合理的といえます。
一方、第２保険期間では、主契約部分をそのまま死亡保障（156万円）としてもいいですし、介護保険金額100万円、死亡保険金額50万円と介護終身保障に一部移行することも可能となっています。主契約部分は一生涯保障されます。
（出所） 住友生命保険ホームページ「Ｗステージ 未来デザイン」商品の詳細より
第１保険期間の介護・死亡保障の年金支払回数は、年齢や家族構成など、ライフサイクルにあわせて下記から選択可能となっています。
- 30年、25年、20年、15年タイプ
お子様の独立する期間にあわせて保障期間を選択可能です - 歳満了タイプ
被保険者ご本人の年齢から選択することも可能です
●『Ｗステージ 未来デザイン』の保障内容例（主契約を介護プランとした場合）
※介護保障特約（Ａプラン）では、所定の要介護状態が１８０日継続した場合、年金年額２４０万円、初年度からの場合であれば２０回支払われます（最低５回保証）
所定の要介護状態が３０日継続した場合には３０日ごとに２４万円、最高５回支払われます
※介護保障特約（Ａプラン）では、死亡・高度障害の場合、年金年額２４０万円、初年度からの場合であれば２０回支払われます（最低５回保証）。一時金では、特約を付加した場合には、リガード特約とＶガード特約から計６００万円が支払われることになります（災害で死亡・高度障害の場合の一時金は、災害割増特約・傷害特約も含め１６００万円が支払われることになります）
※第１保険期間においては、主契約から死亡時には経過期間に応じた死亡保険金が支払われますが、介護・高度障害時の保障はありません。
●保険料例
※介護保障特約（Ｂプラン）では、所定の要介護状態が１８０日継続した場合、年金年額１６０万円、初年度からの場合であれば２０回支払われます（最低５回保証）
所定の要介護状態が３０日継続した場合には３０日ごとに１６万円、最高５回支払われます
※介護保障特約（Ｂプラン）では、死亡・高度障害の場合、年金年額１６０万円、初年度
からの場合であれば２０回支払われます（最低５回保証）。一時金では、特約を付加した場合には、リガード特約とＶガード特約から計６００万円が支払われることになります（災害で死亡・高度障害の場合の一時金は、災害割増特約・傷害特約も含め１６００万円が支払われることになります）
※上記保険料は、あくまで加入時期から保険期間が更新されるまでの間の保険料になりま
す
●この保険に加入するのに適している方
『Ｗステージ 未来デザイン』は、子供が大きくなるまでの間、特に子供が小さいころの介護や死亡・高度障害を保障したい方には向いているといえます。
しかしながら、主契約部分は第２保険期間において基本プラン（死亡保障）で１５６万円、介護プランで１５０万円の保障額しかありません。また、新介護収入保障特約は第１保険期間のみの保障であり、一生涯ではない点に注意する必要があります。その他の特約に関しても一生涯の保障ではない点にも注意が必要といえます。
介護保障はできれば老後にも備えたい保障といえます。第２保険期間以降の介護や死亡保障金額は少なくなりますから、ご自身の状況を考慮しながら、他の保険でまかなうかある程度の資金を蓄えておく必要が出てくる可能性もあるため、注意していただければと思います。
2011年4月現在
by 伊藤亮太（スキラージャパン株式会社）
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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