ＷＡＹＳ 家族収入保険vs定期保険 by 六太郎(2)
7345 アメリカンファミリー
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アフラックのＷＡＹＳ 家族収入保険vs定期保険
最近、収入保障型定期保険が人気である。
毎年保障が下がるという考え方が合理的で、しかも、保険料も保険金額が同額の普通の定期保険よりも安価であることが、人気の理由である。
では、本当にそうなのか、具体的に検討してみよう。
３０歳男性が６０歳までの保障を考えて、担当者から、低解約払戻金型終身保険（主契約）と収入保障型定期保険の組み合わせを提案されたとしよう。
話を具体的にするために、例として、アフラックのＷＡＹＳ（２００万円）を主契約とする、６０歳満期の定期特約（３０００万円）と家族収入保障特約（１００万円×３０年＝３０００万円）の比較で検討してみよう。
それぞれ、当初の月払の年間保険料は、
- 定期特約：１４８，５３６円、
- 家族収入保障特約：８３，１３６円
である（ＷＡＹＳ保険料を含む）。
一見すれば、家族収入特約の方が有利に思えるが、家族収入保障特約は、毎年保障額が１００万円ずつ減っていくので、定期特約も毎年１００万円ずつ減額していく。
つまり、定期特約の２年目の保険金額は２，９００万円、年間の保険料は１４６，４１２円となる。
こうして計算すると３０年間の保険料の支払総額は、
- 定期特約：２，９６３，８４４円、
- 家族収入保障特約：２，４９４，０８０円
であり、やはり、家族収入保障特約の保険料負担額が少なくなる。
しかし、たとえ毎年１００万円ずつとは言っても、減額に伴う解約払戻金があり、この累計額が４８０，４２５円で、実質の保険料負担額は、２，４８３，４１９円となり、両者はほぼ同額である。
こうなってくると、家族収入保障特約の保険が断然お得だとは言い切れなくなる。
例えば、契約直後に被保険者が死亡した場合、両者とも合計３２００万円が受取れるが、家族収入保障特約の場合、一括して受取ると、約２５５２万円で、定期特約に比べると約２０％も少ない。さらに、毎年受取る年金は課税対象なので、実質の受取り総額は定期特約の方が多くなる。
それだけでなく、例えば、２０年後（５０歳）の保険料を比較すると、
- 定期特約：８３，５８０円
- 家族収入保障特約：８３，１３６円
と額面上はほぼ同額だが、定期特約では、解約払戻金２６，０４９円が受け取れるから、実質の保険料負担額は、５７，５３１円となり、家族収入保障特約よりも安くなる。
このころは、子供の高校・大学時代とも重なり、１円でも保険料を節約したい時期だけに、実質の保険料負担が安くなるのは、契約者にとって嬉しいことであるに違いない。
さたに、何らかの理由で、契約者が保障を減額したくない場合にも、定期特約では柔軟に対応できるというメリットもある。
また、保険担当者にとっては、毎年契約者と面談できる理由もできる。
これこそＷＩＮ・ＷＩＮの保険ではないだろうか。
尚、家族収入保障特約では最後の５年間は、保障が減額されないので、定期特約も減額しない場合の例も挙げておく。
 ＷＡＹＳ 家族収入保険vs定期保険 by 六太郎(2)
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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