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治療費用重視のがん保険 比較

ここ数年で多様化し、保障内容も変化してきているがん保険。入院せずに治療するケースが急増しているという背景があります。

外来によるがんの治療費は、約10年前の平成11年には約6,000億円だったものが平成21年には1兆円を超えました(厚生労働省「国民医療費の概況」より)。がんで入院した場合の平均入院も平成11年には約40日程度だったものが平成20年には約24日と短期化しています(厚生労働省「患者調査」より)。

以前のがん保険は入院・手術がメインの保障でしたが、このような背景のもと、入院・手術の保障だけでは不足するかもしれない治療費を診断給付金(診断一時金)でカバーするものが主流となり、昨年からは受けた治療に応じて給付を受けられる保険商品が出始めています。

まだ数は少ないですが、今回は治療に応じて給付金が出る、治療費重視タイプと言えるがん保険を比較してみたいと思います。

■治療費重視のがん保険


<生命保険会社の保障タイプ>

<損害保険会社の費用補填タイプ>


■一般的ながん保険との違い


※ここでは診断給付金と入院・手術の保障をメインとしている商品を「一般的ながん保険」と表しています。

●診断給付金


がんと診断された場合の診断給付金の保障内容は、一般的ながん保険では、「2年に一回を限度に何度でも」というものが主流になっており、今回とりあげている治療費重視型のものより充実していると言えるでしょう。

治療費重視型の商品は、保障(補償)の重きが診断給付金ではなく、治療費におかれている点が他のがん保険とは異なります。

アフラックの「Days」はスタンダードプランでは一回限り(フルサポートプランでは再発・治療給付金や生存しているときにもらえるライフサポート年金がある)、アクサ生命の「治療保障のがん保険」にいたっては、診断給付金はありません。

治療費用を補填するセコム損保とSBI損保の商品には、両方とも診断給付金があります。ただし、セコム損保は3年に一度を限度としています。SBI損保は2年に一度ですが、完治していたものが再発したり転移して以前とは違う部位のがんになった場合となっていて、継続して治療中の場合は対象となりません。このように診断給付金はあるものの、微妙に保障内容は異なっています。

●入院、手術、通院した場合の保障


一般的ながん保険では入院した場合には1日あたり1万円など定額、手術は1回20万円などの定額のほか、手術の種類によって10・20・40万円の定額になっています。

通院給付金は保障が無いものや、あってもがんで入院し退院した後の通院を保障しているものがほとんどです。このような保障内容の場合、入院せずに治療を受けた場合には、手術には給付金がありますが手術以外の治療の場合には診断給付金で治療費をカバーすることになります。

アフラックの「Days」、アクサ生命の「治療保障のがん保険」とも、通院で放射線治療・抗がん剤治療を受けた場合の保障に重点を置いているのが特徴です。

これらの治療を受けた場合には、1回の治療で20万円、10万円などの定額の給付を受けることができます(ただし、60日間に1回、1ヶ月に1回などの制限はある)。

セコム損保・SBI損保の費用補填型の商品では、入院であれ通院であれ、がんの治療のために支払った費用(健保対象の治療の自己負担相当額分、先進医療の費用、自由診療の治療費)を補填してくれます。

※なお、この2社の補償内容はほぼ同じですが、自由診療に関してセコム損保は「協定病院およびがん診療連携拠点病院や大学付属病院等の会社認めた医療機関で受けたもの」、SBI損保では「医師が作成した診療計画を提出し、会社が承認したもの」としています。

■治療費用重視型のメリットとデメリット


一般的ながん保険は、がんと診断されて入院したり手術した場合にどのくらいの給付金を受け取れるかの目安が付けやすい商品です。

診断給付金は、治療費用の多少に関わらず給付されるものですので、治療費があまりかからなかった場合などは生活費の補填に充てることもできます。

一方治療によって給付金が異なる治療費用重視型の商品は、どのような治療を受けるかによって給付金額が異なるため実際にいくらもらえるのかわからない、という不安があります。

しかし、実際に治療費用が多くかかった場合には、その分の給付金があるということです。

がんになった場合に、一定の金額を補填してほしいと考えれば一般的ながん保険を、自分の貯蓄ではカバーしきれない多額の金額が必要になった場合に助けになることを目的とするならば、治療費用重視型の商品をという使い分けになるでしょう。

また、今回リストアップした商品の保険期間は、アフラックの「Days」以外は定期タイプです。ここ10年のがん治療の変化のように、今後も治療をとりまく環境は変わっていくかもしれません。定期タイプは更新の都度見直しの機会があると言えます。

一方で、若い頃は保険料が安いが更新の都度保険料がアップする、特に老後の保険料が高く、ずっと支払っていけるかどうか不安という一面もあります。貯蓄等での老後の医療費への備えも併せて行っていくバランスも必要になってくるでしょう。


2012年8月
ファイナンシャルプランナー
高田晶子
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