注目商品 楽天生命の保険商品by堀口雅子(21)
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楽天生命ではじめるネット保険
楽天生命のインターネット経由による保険販売が４月１日に始まりました。楽天生命は新しい保険会社の印象がありますが、以前はアイリオ生命という名前で展開していました。
楽天グループは楽天証券・楽天銀行・楽天カードなど金融サービスも豊富にあり、保険が加わることでより厚みが増しました。５月２２日のニュースリリースによればインターネットでの保険販売の開始から４１日目で申込件数が１０００件を達成したそうで、申し込み全体の４４％が「医療保険 楽天生命スマート」に加入という発表がありました。
全体的な特長としては、インターネットで保険契約ができる点、シンプルな保険内容になっていてお手頃感があるという点です。商品は４つあり、使い勝手のよい保険がそろっているといえます。
定期保険 「楽天生命ラブ」
１０年更新の死亡保険です。２０歳から７０歳まで申し込むことができ、８０歳まで更新ができます。掛け捨てタイプなので解約返戻金はありません。保険金額は１０００万円から５０００万円までで、死亡保険とはいえ健康状態が良好であれば告知をすることでスムーズに契約を進めることができます。１０年更新のため、同じ金額で更新すれば保険料の上昇は否めませんが、子どもの成長に合わせた期間だけ利用したり、期間ごとに保険金額を調整したりすることでうまく取り入れることもできます。
医療保険 「楽天生命スマート」
先に紹介した申し込みが多かった保険がこちらです。入院から先進医療までシンプルにまとめた終身タイプの医療保険です。先進医療特約だけが１０年更新で９５歳まで継続できます。入院給付金は６０日まで、通算１０９５日、手術給付金は約款別表に定めるものと、入院中に受けた公的医療保険の対象となっている手術で受けられる額が違っています。先進医療給付金は通算１０００万円まで、技術料の自己負担額と同額を受けることができます。初めて検討する人にとって入りやすい保険料となっています。
医療保険 「楽天生命ロング」
長期の入院に備えた終身タイプの医療保険です。入院当初は支給されるものはなく、継続６１日以上入院（６０日超入院給付金）から、１回の入院につき通算１０９５日まで保障される少しおもしろい医療保険です。参考までに長期的な入院で多いのは結核（６５．４日）脳血管疾患（９３日）、アルツハイマー病（２３６日）などがあります。〈平成２３年 患者調査より抜粋〉
医療保険 「楽天生命ピンポイント」
突然の入院に一時金でサポートする終身タイプの医療保険です。１泊２日以上の入院で一時金１０万円通算５０回まで支払われる入院支援給付金で、１８０日に１回が限度となっています。通算１０００万円までの先進医療特約もついているのですが、先進医療特約を楽天生命で他に加入している人はこの特約は付けられません。
どんな風に活かすか
この４つの保険は必要に応じて単品で加入したり、基本の医療保険や死亡保険にプラスしたりする方法があると思います。
例えば初めて医療保険に加入しようと考えれば、楽天生命スマート、楽天生命ピンポイントが挙げられます。３０歳女性の場合スマートは日額５０００円で先進医療特約付きで毎月１５９７円、ピンポイントで先進医療特約付きで毎月１５６２円です。
また、子どもがもう一人生まれたので保険金額を少し上げることになったならば、３０歳男性で死亡保険金１０００万円の保険料は１０年の間は毎月１２８０円で加入することができます。
働き始めた妻について、子どもが大きくなるまでの死亡保険金を準備したいと思うならば、３０歳女性で死亡保険金１０００万円の保険料は１０年の間は毎月９５０円となります。
楽天ならではのメリット
楽天生命で保険に加入し、楽天カードで決済をすればポイントが有利に付きます。支出管理の面でカードをたくさん持たないことを考えれば、今回楽天カードに一元化できるかどうかの検討も必要です。
まとめ
楽天生命は保険料が安めでシンプルだとはいえ、他の保険会社との保険料比較や内容の比較は大切です。保険料を重視しつつ商品を複数加入すると保険会社がバラバラになることもあります。その時にはどのような時に支給されるのかも契約後にメモなどで簡単にまとめておくことは大切です。結論を急ぐことなくより自分にあった保険を選んでもらえればと思います。
2013年6月
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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
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