保険比較 がん保険最新事情byしごとにん(113)
7635 メットライフアリコ
|
|
|
がん保険最新事情
ある年齢になってくると、身内や周辺でがんになってしまったという話しがしばしば出てきます。
かなり高齢の方でなければ、その後社会復帰してバリバリ働いている方も少なくないようですが、まだまだがんにおける経済的、精神的負担は軽くないよういです。
これまではがんのみに備える「がん保険」について、コストの割に保障が限定されること、引いてはがんにならなければ全くの掛け捨てになってしまうことなどから、がん保険を利用していない方がいらっしゃるかと思いますが、ある年齢（４０〜５０歳ぐらいをイメージして下さい）になって少々心配になって来るケースがあるようです。
そこで今回は、がん保険に加入していない迷える中高年の皆様を念頭において、最新のがん保険事情を見ていきたいと思います。
単品か？医療保険の特約か？
「がんが心配だ、備えたい」と相談を受けた際、お勧めするパターンは２つあります。
まず、きちんと医療保険が単品（特約でなく）且つ終身タイプで準備されていない方については、抜本的に終身医療保険の加入と使い勝手がいい「がん給付金特約」の付加をお勧めします。
まずは表をご覧ください。
ここでは代表的なオリックスとメットライフアリコを掲載しておりますが、純粋な医療保険で比較すると保険料負担も含めてメットライフアリコに軍配が挙がるようですが、がん給付の特約を付加するとオセロゲームのように白黒ひっくり返るケースが多くなります。
がん保障の内容的には、上皮内がんの給付がオリックス１００％、メットライフアリコ５０％と大きな差異となり、どちらがいいのか言うまでもありませんね。
次に、終身医療保険を単品で既にご加入されている場合について考えてみます。
表をご覧ください。
オリックスとメットライフアリコで掲載しておりますが、別途がん保険を単品で加入するとなると、医療保険の特約で付加するよりかなり保険料が高くなります。
当然、がん保険単品については、がんにおける入院や手術など付加されているので保険料が高いのは仕方ないのですが、この入院や手術の部分が通常の医療保険と被ることになります。
「がんになったら、医療保険とがん保険からダブルで入院、手術の給付があるからいいじゃないか」という考え方もありますが、それだと保険販売員の思う壺です。
＜がんにならないかもしれない＞ことを考えると、被るところはカットして必要だと思われる部分を付保するのが合理的であると考えますが如何でしょうか。
そこで、既に単品の終身医療保険にご加入の方で、がんについてリーズナブルに備えたいとお考えの方には、表の右端で「参考」となっている富士生命の「がんベストゴールド」の主契約だけの加入をお勧めします。
特に女性においては、医療保険の特約より安い保険料で加入できますので、かなりいい感じです。
また、Ｐ免（がんになった際に保険料免除）がデフォルトで、上皮内がん１００％、２回目以降も２年経過で診断給付金あり、となっておりますので安心です。
まとめ
アフラックや東京海上日動あんしん生命など、がんにおける治療（抗がん剤や放射線）についての給付を厚くしているがん保険を販売しておりますが、その分保険料は高くつきます。
少し冷静に考えると、診断給付金１００万円と先進医療１０００万円があれば、大抵の治療費は賄えると考えますが、どうでしょうか。
そうであれば、最低限診断給付金と先進医療を付加（できれば先進医療はがん保険でなく医療保険で付加した方がいいです）すればいいと考えます。
診断給付金の使い道は自由ですので、通院での抗がん剤治療でも、放射線治療でも、ご家族のお見舞いの交通費にも使えるわけです。
「放射線治療特約」は放射線治療を、「抗がん剤治療特約」は抗がん剤治療を受けてその診断書を提出しないと給付されませんが、診断給付金は当初がんと診断されれば貰えるわけですので、余計な手間は発生せず、使途についての制限がないことは大きいと思います。
日本人の約半分はがんになり、死亡理由の３割弱を占めます。
ある年齢になり、がんが心配な方はご検討の余地があるかもしれません。
2013.3.
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
  |
|
この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。
|
|
|
by 
