注目商品 変額年金(ソニーエイゴン)by杉山明(30)ソニーエイゴン

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注目商品 変額年金(ソニーエイゴン)by杉山明(30)

7626  ソニーエイゴン

変額個人年金保険(年金原資保証型2011)ダブルアカウントIIα


この商品の評価ポイント



  • 運用成果受取コースと積極運用コースの2 つのコースが設定されており、配当を好む投資家にも配慮がされている

  • 安定運用資産と積極運用資産の配分を時系列で変更させることにより価格変動リスクを緩和するしくみになっている

  • 資産運用はインデックス運用に定評のある運用会社を採用している



この商品の注意を要するポイント



  • 保険関係費用は年率で2.98%、初期経費は一時払保険料の5% と高水準になっている。

  • 積極運用コースにおいて基本給付金額の105% を超える部分が運用されるパワーアカウントの運用は、よりリスク・リターンの高い特別勘定において運用される



消費者側の注意点



  • パンフレットにシミュレーションが多数掲載されているが、運用成果がよい結果になっているシミュレーションは、過去リターンが高かった時代のデータを含むものになっている。



商品戦略



ソニーライフ・エイゴン生命は、ソニー生命保険株式会社とエイゴン・インターナショナルが50% ずつ出資する合弁会社である。

商品ラインナップは変額年金保険のみであり、ソニー生命が保険代理店としてソニーライフ・エイゴン生命の商品を販売している。

ソニー生命保険のほか、三井住友銀行や千葉興業銀行なども取り扱っている。

営業開始は2009 年とリーマンショック以降であり、各社が変額年金保険の販売を停止した時期に、変額年金の取り扱いを開始したことになる。

年金原資に最低保証をつけたタイプの商品も販売しているが、現在取り扱われている商品はすべて、市場環境に応じて安全資産の割合を調整することにより、特別勘定のリスクを一定割合以下に抑えるタイプの商品になっている。

このタイプの運用手法は、最近の減額年金保険の主流になっているものであり、ブラックロックのリスク・バジェッティングに運用スタイルの源流をたどることができる。

リスクが高いときにリスクを引き下げるという方法は、消費者にも受け入れられやすいし、募集人にも説明しやすいものであろう。ポートフォリオの個別の特別勘定はステートストリートやブラックロックといった、パッシブ運用に定評のある運用機関が担当している。

販売はソニー生命に委ね、運用は世界的な運用機関に委ね、ソニーライフ・エイゴン生命は商品提供に特化するという商品戦略になっている。

商品分析



ダブルアカウントIIαは、ソニー生命と千葉興業銀行などの銀行が販売している変額年金保険である。

この商品には運用成果受取コースと積極運用コースが設けられている。

いずれも、運用のしきい値を基本給付金額(一時払保険料)の105% に設定してあるという点では同じである。

異なるのは超過部分の取り扱いである。

運用成果受取コースでは、105% を超えた積立金は契約者に払い戻される仕組みである。

簡単に表現するのであれば、運用がよければ配当が支払われますということになるであろう。

一方、積極運用コースでは、積立金のうち105% を超えた部分は別の特別勘定に回される仕組みである。

運用で予定以上に積み立てられた金額はさらに高いリスクをとって上積みを目指しましょうというわけである。

運用成果受取コースはシニア層を中心にニーズがあると思われる。

一方、積極運用コースは中年層を中心にニーズがあるかもしれない。

投資信託で運用するのは少し怖いので保険にしておこうというニーズである。

そう考えると、何もしないというオプションがあってもよいのかもしれない。

105% を超えた部分をわざわざリスクの高い特別勘定に移すことなく、それまでと同じような運用を行うというオプションである。

パンフレットには、過去の市場データを用いたバックテストが掲載されているが、一般の消費者にとってとても分かりずらい。

また、過去のデータを1 か月ごとずらしてバックテストを行っている(右図参照)が、このやり方では複数の試算対象期間が特定の期間の市場環境の影響を受けることになる。

また、10 年や15 年で何倍になるというデータは合理的な比較にはならないので、年率換算するとどの程度の利回りであったのかを示すほうが好ましい。

掲載されているバックテストの直近データを見ると、元本は15 年で1.2 倍程度になっているが、1.2バイであれば、年率換算すると1.2% の利回りである。

投資という側面で考えるのであれば、この数値と預貯金の利回りや株式や投資信託の利回りと比較したほうがよいであろう。



2013年1月











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この情報は公開情報と独自調査によります。発売元保険会社のパンフレットや約款等によりご確認ください。


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