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JA共済連が生保収益の内訳を公開


生命保険では保険収益の源泉となる3つの損益を3利源と呼んでいます。予定した運用利率と実際の運用を比較した「利差損益」、予定した経費額と実際の経費額の差額「費差損益」、死亡率などの予想と実際の差額「死差損益」(JA共済連では「危険差損益」と呼ぶ)。この合計が生保会社の「基礎利益」です。

さて民間生保各社はこの3利源の内訳を公開していません。それをJA共済連が公開しました。

利差損益 マイナス 5530億円
費差損益 プラス 2064億円
危険差損益 プラス 8159億円
合計基礎利益 プラス 4693億円

過去の高利回り契約等による逆ザヤは5530億円ですが、経費削減で2064億円の黒字、思ったよりも死んだ人等が少なく保険金の支払いが少ないため8159億円の黒字。つまり逆ザヤは大きいものの利益が出て、それなりの配当(割戻し)も可能、ということです。一般生保会社は3利源の開示に消極的です。(日経ビジネス2002.8.5号)

さてこの3利源を考えてみると不公平な数字です。年金や養老保険等の昔の高利回り貯蓄性商品は保険会社にとって大幅赤字。最近契約した定期保険等の死亡保障商品は保険会社にとって大幅黒字。保険会社はバランスがとれています。しかし契約者ひとりひとりには不公平になります。

死亡保障中心の商品の契約者は、貯蓄性商品の契約者という「赤の他人」のために、高過ぎる保険料を負担しているのです。死差益(危険差損益)が大幅黒字であるのなら、死亡保障中心の商品の保険料は本来はもっと安くあるべきなのです。

民間生保の3利源が開示されれば、「得な保険」と「損な保険」とがいよいよはっきりしてきます。

バードレポート・トピックス版 2002.8.22.



超優良保険会社「簡保」への負担者は誰なのか


簡易保険の1000万円以下の個人保険におけるシェア45.1%です。契約者にとっては民間生保のように潰れないし国家の支払保証があるから安心です。

しかし法人税も払わず、破綻生保のための積立である契約者保護機構への拠出もしません。簡保資金121兆円のうち46兆円は財政投融資で運用されています。日本道路公団や本四連絡橋公団等への融資です。これは貸倒れ心配無用の高利運用だそうです。苦しくなれば公団は国から借金をして利払いします。万一公団が破綻すれば税金が投入されて簡保へ返済するのでしょう。(週刊ダイヤモンド2002.8.24号)

これも不公平。民間生保の契約者や生保会社が払った税金が間接的に簡保を守っています。そして巡り巡って簡易保険の契約者の保険金を守ります。

バードレポート・トピックス版 2002.8.22.



保険会社は保険契約の含み損計上?


負債にも時価主義会計があります。最近では退職金給付会計として大企業は多額の債務積増しを強いられました。遠い将来に多額の支払いがあれば適正な金利水準での債務の現在価値を計算し直します。

積立金の運用を4%で計算していての20年後に3000万円支払の現在価値の債務額は2059万円です。しかし現実に即しての1.5%で計算し直せば2602万円です。帳簿価格が2059万円とすれば差額543万円が不足であり、この不足額を何らかの形で損失として処理し債務(計算上の積立金)の積み増しをしなくてはなりません。つまり負債の含み損の計上です。

国際会計基準審議会が保険会社に対して保険契約を時価評価するようにと検討しています。つまり上記金額を将来の支払い保険金として計算するのです。

かつて高利で募集した生命保険契約に対して現行金利で再計算を行い、差額を損失処理して債務に計上するということです。過去の高利募集契約の例えば20年後の満期保険金や年金の支払いに対して損失計上により債務の積み増しを行うのです。

もちろんそうすれば債務超過保険会社も続出するでしょう。日本ばかりか多くの国の保険業界が抵抗しており、このまま会計基準の変更になるとは思えません。しかし欧州では参考情報として公開している企業もあるといいます。日本でも開示方向の生保会社もあるそうです。相互会社の生保各社が株式会社化し公開すれば会計基準の変更からは逃げられなくなります。(週刊東洋経済2002.8.24号)

大手上場企業が皆一斉に不動産の売却に向かったのは会計制度変更が大きな理由のひとつでした。大企業は不動産を積極的に所有しなくなり、それにより不動産市場は大変動しています。保険においても会計制度変更で経済が大きく変るかもしれません。

バードレポート・トピックス版 2002.8.22.



銀座や青山では「土地転がし」復活


「銀座に限らず、都心部ではビルの転売が横行している。特に青山、銀座はバブルの様相を示している。例えば2年ぐらい前は路線価で坪3000万円ぐらいで動いていたところが、最近は5000万円から8000万円の声を聞く。」

「つい先日、銀座の並木通りの土地を坪8000万円で…売却した。…1年前なら6000万円、2年前なら4000万円でも高いと言われていたのに…。」

これはビル事業会社と仲介業者の言葉。青山や銀座では死語になったはずの「土地転がし」がよみがえっているようです。(週刊住宅2002.8.15.号)

バードレポート・トピックス版 2002.8.15.



ビル建築の坪単価が大幅上昇


「2001年10月〜12月から少しずつ上昇してきた事務所の平均施工単価が、ここにきて大幅上昇している。本誌が全国の有力建設会社に実施したアンケート調査で、4月〜6月の平均坪単価は66万6000円で、1月〜3月に比べ5万5000円上がった。2001年7月〜9月に比べると約10万円高くなっている。」(日経アーキテクチュア2002.7.22号)

2001年は坪60万円未満の工事数が6割。今年の4月〜6月は60万円以上の割合が6割だそうで、関東地区の平均施工単価は80万円を超えています。

バードレポート・トピックス版 2002.8.15.



消費者金融は年収200万円未満への貸し付け急増


バブル未体験の若年層への貸し出し攻勢が始まっています。消費者金融での貸付金総額のうちで年収200万円未満層への貸付の割合が増加しています。20-30代のパートやアルバイトを意識したコマーシャルを展開しているアコムは、98年3月での年収200万円未満層への貸付の割合が全体の15.6%でした。それが2002年3月には22.9%になっています。一方で年収500万円以上の層への貸付は19.1%から14.6%へと収縮しています。消費者金融大手4社はいずれもほぼ同じ傾向です(最大手の武富士だけは200万円未満層への貸付けを増やしていません)。

「親元で生活する若年層への貸し出しは不良債権化しずらい」そうです。もっとも消費者金融の貸倒れも急増中で、大手4社の貸倒れ費用は前期比56%増です。(日経金融2002.7.24)

バードレポート・トピックス版 2002.7.25.



好立地収益型マンションの競売相場は強含み


赤坂の占有面積6坪のマンションが競売となり注目を集めました。それは3年前に同じマンションで8坪のものが競売になっていたからです。3年間で競売価格がどう変ったか、が見えてくるからです。

3年前は入札本数11本で、今回は21本。そして今回の坪単価は前回より1割近く高い200万円超。好立地収益型マンションの相場が強含みとなってきている例と言える、とあります。(週刊住宅2002.7.18 山田純男氏の競売物件開札トピックス)

バードレポート・トピックス版 2002.7.18.



不動産競売物件情報サイトは最高裁が運営


民事執行法が改正されて競売物件の検索がインターネット上で可能になりました。そして競売3点セット(物件明細書、現況調査報告書、評価書)がインターネット上からダウンロードができるようになります。売却結果の照会が可能にもなり、 開札結果と特別売却結果をも検索照会できます。更には最大で過去3年分の売却データを検索照会できるようになります。

一般の不動産物件検索サイトと同様に競売物件においてもネット上で物件捜しができる時代を迎えました。携帯電話のi-mode等からも検索できます。

東京地裁分は7月26日から(3点セットは8月2日から)スタート、大阪地裁分は7月19日からスタートです。サイトの運営元は最高裁です。

http://bit.sikkou.jp/

バードレポート・トピックス版 2002.7.18.







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