オリックス生命 定期保険ファインセーブについて 最近の保険の見直しの中で、個人の遺族保障については逓減定期や家族収入保障保険などが主流となってきていますが、保障額は減らずに保険料が安い保険を教えて欲しいというご相談も少なくありません。そこで、今回、定期保険の中で保険料の安さで好評のファインセーブ(オリックス生命より2005年10月発売)を取り上げてみます。
この商品、一言で言うと保険料を安くした代わりに解約返戻金がいつ解約しても全くない定期保険というものです。現在、同様の解約返戻金のないタイプの定期保険が複数の保険会社から出ていますので、他の保険会社の商品と比較するに当たってもベンチマークとなる商品です。
解約返戻金抑制型定期保険(無解約返戻金定期保険)とは 「ファインセーブ (解約返戻金抑制型定期保険)」はオリックス生命の解約返戻金が全保険期間を通じて全く無いタイプの定期保険です。
一般に定期保険は『掛け捨ての保険』と言われたりしますが、定期保険でも保険期間が長くなると、期間中に解約した場合の解約返戻金が発生します。
ファインセーブは、この期間中に発生する定期保険の解約返戻金を無くすことで通常の定期保険よりも保険料を低くしているというのが特徴です。ただ期間に関係なく解約返戻金が全くないというのは、もし途中で解約しなければいけないという状況になった時には契約者にとってはデメリットとなる場合もあります。
逆を言うとこのファインセーブは保険期間に関わらず解約返戻金がないという商品ですから、仮に保険期間の途中で解約した場合には通常の定期保険の方が解約返戻金の額によっては得になったということもありえます。
では、この商品がよい場合というのはどういうケースでしょうか?
それは、この定期保険の保険期間を必要な保障を確保するための期間として、しっかりご自身、ご家族で決めて、その期間、保険契約を継続した場合です。この時、通常の定期保険よりも保険料負担では有利になります。実際のところ10年定期など期間が短ければ通常の定期保険でもほとんど解約返戻金は発生しないので、単純に保障だけを考えるならファインセーブなどの無解約返戻金定期の方がよいということが言えます。
保険期間は10年〜30年(5年ごと)と60歳満了〜80歳満了(5歳ごと)の設定
- 保険期間は最短10年の更新タイプから最長80歳満了までの設定が可能。年満了タイプは通常の定期と同様に自動更新が可能(80歳まで)。歳満了のタイプは最短60歳からの取り扱い。最長は80歳。
- 保険金額は100万円から加入可能(但し最低保険料に注意)
- 健康体料率や非喫煙料率(たばこを吸わない方の優遇料率)の適用はない為、医師の診査が必要な高額の契約だと優良体料率の適用で他社定期保険が有利になる時があるので、その都度比較することをお勧めします。
| 保険会社と商品名 | オリックス生命 ファインセーブ | オリックス生命 ダイレクト定期 | オリックス生命 定期保険 | | 解約返戻金 | なし | あり (保険期間による) | あり (保険期間による) | | 配当 | なし | なし | なし | | 非喫煙割引の有無 | なし | なし | なし | 保険料 (10年月払・死亡保障1,000万円) | 30歳男性 | 1,830円 | 1,900円 | 2,310円 | | 40歳男性 | 3,130円 | 3,120円 | 3,670円 | | 50歳男性 | 6,580円 | 6,450円 | 7,310円 | 保険料 (65歳満了月払・死亡保障1,000万円) | 30歳男性 | 3,220円 | 4,180円 | 4,740円 | | 40歳男性 | 4,910円 | 5,590円 | 6,280円 | | 50歳男性 | 7,780円 | 7,930円 | 8,840円 | | 備考 | 告知書扱いの加入で健康体割引などが無いタイプであれば業界最低水準の保険料。 保険期間は最長80歳まで(更新も含む)なので保障の目的によって使い分ける必要がある。 | 保険期間の更新は、最長90歳まで更新可能。通信販売でのみ加入可能。
最短5年から35年までの5年刻みで7通りの保険期間。 | 解約返戻金については保険期間によっては発生しない場合もある。 また解約返戻金の額は保険期間によって違うので途中解約が予想される場合には必ず設計書などでの確認が必要。 |
加入の際には保険金額に注意 保険料が低廉な定期保険を探しているという方には、この商品は選択肢の一つとして入るとは思います。ただ、貯蓄性のない商品であるため、加入する時は保険金額も無駄がないように入りたいところです。
また、この商品は、何度も繰り返しになりますが解約時の返戻金が全くないという点で、もし途中で解約をするという可能性が高い方なら、保険期間の設定に注意が必要ですし、他の商品を選択すべきかもしれません。
非喫煙者の方は他社の同一性商品で優良体割引があればそちらの方が有利な場合もあります。
契約後の柔軟性も要チェック この商品のように掛け捨てタイプの定期保険に加入の方の中には、一生涯、この保険を掛け続けるという方はかえって少ないのではないでしょうか。
「今は保険料の支払いがきついので少しでも安い保険に・・・」
そういった方は、生活や家計の状況変化に合わせて、終身保険などに変更をしたいというケースも考えられます。 同社商品の優位点のひとつに契約後の様々な変更が柔軟に出来るということが挙げられます。
例えば、契約後一定期間を経過すれば、無診査で別の商品に入り代えることも出来ます。
『契約当初はとにかく保険料が安いのがよいと思い加入したが、収入も上がってきたので貯蓄性のあるタイプに切り替えたい』 という時にも同一保険金額内であれば、告知書や医師の診査を省略して加入しなおすことが出来ます。もちろん、他の保険会社でも同様の制度(他の個人保険への加入)がありますが、オリックス生命の場合は、保険商品の選択肢の多さや金額の制限などで他社に比べて勝っている点が多いようです。
また、この商品は今のところ代理店を通しての加入しか出来ません(2006年4月現在)。契約後の同社商品のハンドリング機能などの柔軟性を最大限に活かす為には、保全技術や知識に精通した保険代理店から加入されるのがよいと思います。つまり同社商品を加入する場合は、まず代理店選びから始める必要がありそうです。
2006年3月現在
ファインセーブ(オリックス生命)
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