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Q&A200901 契約者貸付とはどういうもの?
契約者貸付とはどういうもの?
家計が厳しい時代になると、支出の見直しとして候補に挙がるのが生命保険ですね。特に貯蓄性の高い保険は、負担も重く解約や払い済みの対象になりやすいでしょう。
毎月の支出を抑えたいのなら、やはり解約や払い済みが効果的ですが、もし、必要な保障であれば、掛け捨ての保険に替えるなどの対処が必要です。
一時的に必要なお金であるのなら、保障を替える手間よりも、契約者貸付を利用するのも一つの手となります。
自分の保険に解約返戻金がある場合には、その一定の範囲内(8〜9割程度)で貸付を受けることができ、これを契約者貸付といいます。手続きや利息などの内容は次のとおりです。
手続き
保険会社に連絡し、所定の書類等を提出することにより貸付を受けることができます。この手続きが必要なため、即日というわけにはいきませんので、資金が必要な場合には早めに手続きをしましょう。なお、加入したばかりで解約返戻金が少ない場合や、低解約返戻金のものであると、貸付け可能な額が少なかったり、貸付けを受けられないこともあります。
金利
貸付金ですので、利息が生じます。金利は契約した時期によって異なります。その保険契約の予定利率が高ければ、金利も高くなります。現在は、3〜5.75%程度(日本社の場合)。キャッシングやフリーローンなど、他の無担保ローンと比べるとかなり低い金利で借入れができるということになります。
返済
通常のローンのように、いつまでに返済しなくてはならない、という決まりはありません。
全額でも一部でも、返済は可能で、振込みなどによって行います。
返済期限がないので、余裕ができた時に返済すればよいという点はメリットでもありながら、強制力がない分、返済が後回しになり、金利がかさんでいく可能性もあります。金利は元本に繰り込まれていきますので、その結果、解約返戻金を超えてしまうと、返済を求められます。期日までに返済ができないと、保険が失効してしまうので、基本的には返済をする前提での借入れを考えましょう。全額返済できなくとも、一部返済や、金利だけでも支払うなどで、貸付額が大きくならないようにしておきましょう。
保険の効力等
契約者貸付を受けても、保険の効力は変りません。万一のことがあれば、保険金が支払われ、その時点で契約者貸付(利息も含め)が残っていれば、保険金と相殺されます。その他、配当金等などにも影響はありません。
保険契約を解約することによっても、資金を手にすることができますが、保険は解約して新たに入り直すと、保険料が高くなったり、健康状態によっては契約できない可能性もあります。必要な保障であれば、なるべく残したいところです。
また、消費者金融などで借入れをするよりも低利で借入れができる、返済する時期も自分でコントロールできる、という点では利用しやすいものです。現在のような大変な時期に、一時的に必要で、返済の見通しがあるのであれば、解約ではなく契約者貸付を有効に利用するのもよいと思います。
2009.1
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
マネーカウンセリングネットWealth 高田晶子
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