商品比較200702 学資保険代わりの終身保険比較東京海上日動あんしん生命

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商品比較200702 学資保険代わりの終身保険比較


子供の教育資金準備に対応できる低解約返戻金型終身保険


 最近、子供の教育費準備にお勧めの商品はありませんか?とよく聞かれます。昨年あたりから金利上昇の傾向が出てきましたが、貯蓄目的の保険は、運用の予定利率が過去に比べるとまだ低めで、魅力台とは言えないからでしょう。

 銀行などの預貯金や投資信託での長期運用をしながら教育資金を準備する方法もありますが、稼ぎ手に万一の際も着実にお金を残せるという意味では、保険はまだまだ利用価値があります。

 ただ、従来の学資保険やこども保険は、満期やお祝い金の時期が確定しており、最近の中学受験ブームや海外留学など様々な進路を考えると十分に対応しきれない可能性があると思います。大学進学よりも前倒ししてまとまったお金が必要になったときに臨機応変に引き出しできるもの、かつ貯蓄性もある程度確保できるものとして、次のような「低解約返戻金型」の「終身保険」があげられると思います。

 「え?終身保険?」と思われるかもしれませんが、払込を終えたら途中解約することを前提に、払込期間を子供の進学費用が必要になる時期までの10年または15年程度に短くすることがポイントです。

「低解約返戻金型」なら保険料が安く貯蓄性アップ



 終身保険の中でも「低解約返戻金型」で現時点で保険料の最短払込期間が10年または15年という商品を以下にピックアップしてみました。

 契約者=被保険者を世帯主にすれば、世帯主が死亡・高度障害状態になった際は、契約した保険金を受け取れるので、これを養育費や進学費に当てることができます。

 終身保険の「低解約返戻金型」を使えば、払込期間中の解約返戻金が通常の7割に減少する代わりに保険料が割安になります。一般の終身保険よりも1割前後安くなるケースもあります。

 その「低解約返戻金型」で、保険料払込期間をできるだけ短い10年ないし15年にし、その期間中さえ解約しなければ、払込満了後の解約返戻金は通常の水準に戻るので、払った保険料に対して受取額が着実に上回り、貯蓄性も期待できるといえます。



 低解約返戻金型終身保険の貯蓄性比較 2007年2月現在

保険会社あいおい生命日本興亜生命東京海上日動あんしん生命
保険種類低解約返戻金特則積立利率変動型終身保険(無配当) 
低解約返戻金型終身保険(5年ごと利差配当) 長割り終身(5年ごと利差配当付低解約返戻金型終身) 
保険期間終身終身終身終身
払込期間10年以上10年以上15年以上15年以上
解約返戻金払込期間中は7割払込期間中は7割払込期間中は7割払込期間中は7割
保険金500万円の毎月保険料払込10年の例払込10年の例払込15年の例払込15年の例
     
30歳男性の保険料\23,600\23,600\16,565\16,125
払込合計(a)\2,832,000\2,832,000\2,981,700\2,902,500
解約返戻金(b)11年目16年目16年目16年目
 \2,950,272\3,143,568\3,238,500\3,146,500
(b)/(a)

104.2%

111.0%

108.6%

108.4%

     
40歳男性の保険料\26,855\26,855\18,805\18,445
払込合計(a)\3,222,600\3,222,600\3,384,900\3,320,100
解約返戻金(b)11年目16年目16年目16年目
 \3,345,922\3,553,846\3,633,500\3,557,000
(b)/(a)

103.8%

110.3%

107.3%

107.1%

備考予定利率が最低保証の1.75%で推移した場合予定利率が最低保証の1.75%で推移した場合予定利率1.65%予定利率1.65%
 試算協力: あいおい生命は株式会社ニュートラル、 日本興亜生命・東京海上日動あんしん生命はエフピーウィング株式会社より



 上記の表は、解約返戻金が300万円を超えるように終身保険金を500万円に設定しました。払込期間が最短10年の商品と15年の商品を使い、11年目16年目の解約返戻金は総合保険代理店さんに試算していただきました。

 払込期間が短ければ短い分、毎月の保険料は高めになりますが、減額されることなく解約できる期日が早く到来し、解約返戻金は払込保険料合計を上回るという安心感を得ることができます。世帯主に万一の際の保障もしっかりついているのが、保険ならではの機能だと思います。

 これらの商品は、主に損保会社系の生保会社で扱われているようです。2007年2月現在で、払込期間として最短10年を扱っているあいおい生命が様々な年齢の子供に対応できると思いますが、子供の進路などから、いつ頃以降に解約する可能性があるかを考えて、商品を選び、プランニングしてもらうといいでしょう。

低解約返戻金型終身保険の複数社の違い、従来の学資保険との違い


 「低解約返戻金型」といっても、予定利率や配当などの条件は各社まちまちです。あいおい生命は無配当ですが、予定利率が変動する(最低保証あり)タイプ。日本興亜生命や東京海上日動あんしん生命は、予定利率が一定で5年ごとに利差配当というタイプです。将来の運用利率の変化に応じて、あいおい生命は予定利率の改定で、他の生保会社は配当で還元するということなので、あまり違いにこだわる必要はないと思われます。

 一方、従来の学資保険との比較として、例えば、かんぽの学資保険(18歳満期)の例では、契約者:30歳男性、被保険者:0歳男性、保険金350万円(不慮の事故は2倍)の毎月保険料が16,730円なので、払込保険料は合計で約361万。単純計算ですが、払込額合計よりも満期時に受け取れる保険金のほうが少なく、これは契約者に万一の際の保険料免除や子に万一の350万円保障のためにコストがかかっていると考えられます。

 前述した「低解約返戻金型」の終身保険は、契約者に万一の保障は契約時に設定した終身保険金として学資保険以上を確保できますし、途中換金の可能性を考えても、これからの教育資金準備に利用しやすい商品だと思っています。

(2007.2.)
マネーカウンセリングネットWealth
ファイナンシャル・プランナー(CFP)吹田朝子



長割り終身と学資保険


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