Q&A200310 保険を転換する時の注意点

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Q&A200310 保険を転換する時の注意点


Q&A 保険を転換する時の注意点


Q.転換する場合、今まで貯まっていたお金はどう取扱われるの?

現在の保険がもうすぐ更新時期、という場合や、保険を見直したいと保険会社に相談した場合など、新しい保険の提案を持って営業の方が駆け付けてくることが多いですね。現在は予定利率が低い状態が続いており、以前の保険から新しい保険に入りなおす(転換する)のは勿体無いというのは、みなさん良くご存知のことと思います。

とは言え、(1)現在の保険は自分に適合していない という場合には数字上は損をするとしても今後ムダな保険料を支払うよりは見直しをすべきですね。そして、(2)新規に入りなおす保険も以前の保険会社の商品が適している という結論に達した場合には、やはり「転換」を行うことになるでしょう。

転換の3つの方法
さて、転換を行う際に最も注意してほしいのが、以前の契約で貯まっていたお金(責任準備金)を、新しい保険のどこに充当するのかということです。充当の方法は3つあります。

(例)定期付終身保険の場合
1.基本転換
終身保険の一部を買取る方法で、終身保険の保険料が安くなります。

生命保険の基本転換


2.定特転換
定期保険特約の一部を買取る方法で、定期保険特約の保険料が安くなります。
ただし、買取っているのは当初の特約部分だけなので、更新後は保険料の割引はなくなります。

生命保険の定特転換


3.比例転換
終身保険の一部と定期保険特約の一部を、一定の割合で買取るもので、各々の保険料が割引になります。(定期保険特約部分の割引は更新前まで)

生命保険の比例転換


それぞれの転換方法によっての違いの一つ目は、転換後の保険料です。

保険料例
転換価格が80万円、終身保険500万円、定期保険3500万円(10年更新)に転換する場合(保険料は概算です)
通常の月払い保険料1万9000円のところ…

1.基本転換にすると…約1万6400円
2.定特転換にすると…約1万3800円
3.比例転換にすると…約1万5000円


保険料だけを見れば、2の定特転換がお得なようですが、掛捨ての保険である定期保険を買取ることになるので、今まで貯まった分を食いつぶしていくようなイメージです。

一方、基本転換にした場合は、保険料の割引は少ないのですが、貯蓄性のある保険に転換することになるので、貯まっていたものを減らすことはありません。

当初の保険料負担をなるべく抑えたいのなら「定特転換」を、今まで貯めていた部分を維持したいのなら「基本転換」がいいでしょう。

このように、「転換」と言っても、その方法によってその後の保険に影響を及ぼしますので、自分が希望する転換方法で行ってもらうよう注意してください。
保険料払込期間なども確認が必要
転換をすると、当初保険加入年齢より当然年齢が上がっているため、保険料は高くなります。保険料負担を少なくするために、上記のような転換を行うほか、特約部分の保険期間を短くしていたり、保険料払込期間を長くしていたりする場合が多く見受けられます。

保障内容ばかりでなく、このような点も必ず確認するようにしましょう。

また、解約した場合の「解約返戻金」より「転換価格」の方が高くなっている場合が多いので「解約は損です」と言われることもあるでしょう。しかしながら、見直しをして、自分に合っていない保険に加入するのでは意味がありません。他社の保険の方が適しているのであれば、当然ながら転換はせず、「解約」もしくは「払い済み」などの方法を取って、最適な保険を選ぶべきです。

2003年10月
マネーカウンセリングネットWealth CFPR 高田晶子


■既契約からの転換・下取り・乗り換え…契約の見直しで気をつけること
■転換(乗り換え・下取り)失敗実例集
■生命保険の契約乗り換え時のテクニック





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