変額年金の比較検討の仕方

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変額年金の比較検討の仕方


変額年金の性格
変額年金保険は投資型年金ともいわれるもので投資運用商品の性格が強く、株式投資信託に近い。そして生命保険会社の商品ではあるが銀行窓口や証券会社の窓口で販売されることが多い。

また変額保険に比べると死亡保障部分が少ないために高齢者であっても健康診断等の審査がほとんどない。

当サイトでは100以上の変額年金の比較を行っています。
変額年金一覧比較検討表



変額年金と変額保険の大きな違い
変額年金と変額保険の違い

変額保険は投資というおまけ付きの保障

変額年金は保障というおまけ付きの投資



変額保険は生命保険の延長線

変額年金は投資信託の延長線



変額保険は保障が大きいから健康状態の審査が厳しい。

変額年金は保障が少ないからほとんどフリーパス。

変額年金の運用
月払いの商品もあるが多くは一時払いで、数百万円を一時払いで払い込むことが多い。この払込んだ保険料をどう運用するのかは契約者が自ら決定する。特別勘定といわれる投資先が複数用意され(単一のものもある)ており、どの特別勘定で運用するのかを契約者が決定することになる。

各特別勘定は実質的に特定の投資信託で運用されることが多い。そのために特別勘定を選択することはそのまま特定の投資信託を選択することになる。つまり払込んだ保険料をどの投資信託で運用するか、金額や配分を決定することになる。各特別勘定ごとに(つまり各投資信託ごとに)運用関連費が定められており、経費として控除される。年額0.数%のものが多いがどのような運用をするかにより差が大きい。(なお経費控除後での運用を公表することで運用関連費を明確にしない商品(いわば「すべてお任せ運用商品」)も存在する。)

当サイトでは100以上の変額年金の特別勘定を掲載しています。
変額年金特別勘定一覧01変額年金特別勘定一覧02
変額年金特別勘定一覧03変額年金特別勘定一覧04
変額年金特別勘定一覧05変額年金特別勘定一覧06



スイッチング
株式投資信託に投資した場合には別の株式投資信託に乗り換える際に解約と新規購入という手続を踏み、そこで解約手数料購入手数料といった手数料が発生するが、変額年金であれば年間に数回から10数回までならば(商品により異なる)変更手数料不要で変更(「スイッチング」と呼ばれる)できるものが多い。

また投資信託そのものについても機関投資家向けの投資信託が用意されており運用に対する手数料が一般の投資信託より安く設定されているものが多い。

特別勘定に投資信託の名前がついていて、その末尾又は先頭にVAと表示されているものは、機関投資家向けと考えていい(VAとはVariableAnnuity…変額年金の略)。

例えば「フィデリティ 日本株成長株ファンド」は人気投資信託で多くの変額年に特別勘定として組み込まれている。スカンディア生命の商品には商品によって「フィデリティ 日本株成長株ファンド」「フィデリティ 日本株成長株ファンドVA2」「フィデリティ 日本株成長株ファンドVA3」が組み込まれている。それぞれ同じ母ファンドで運用はするものの、違う投資信託。VAがつかないものは一般向けの商品と思われ投資運用関係費(次の「諸経費」で説明)が高い。VAは機関投資家向けで投資運用関係費が安く押さえられているがそれでも差が生じている。同じ母ファンドでも経費は大きな差となっていることも多い。

また特定の証券会社が販売するように設定された変額年金の特別勘定はその証券会社の利益のためにその証券会社関連の投資信託しか扱えないものも多く、その運用関連費にも注目しないといけない。

スカンディア生命の商品。上から「投資型年金U」「グッドステージ」「スカンディア投資型年金」での運用関連費明細…1.53%・1.23%・0.88%と倍近くもの大きな差がある。(2003.10月)

日本株成長株ファンド…日興コーディアル証券販売商品
日本株成長株ファンドVA2…大和證券販売商品
日本株成長株ファンドVA3…スカンディア生命自社販売商品



死亡保障
中途解約の場合にはこの解約控除後の純財産額が戻ることになるが、死亡した場合には一定の最低額保証がなされるものが多い。ほとんどの商品では、死亡時の死亡保険金については払込保険料相当額の最低額保証が付されている。

その場合はたとえ株価下落により実際の純財産額は激減したとしても払込保険料は保証されることになる。最低保障額が年率数パーセント逓増していくものもある。

またステップアップ型(又はラチェット型)と呼ばれるものでは運用成果により最低保障額がステップアップする。毎年特定の日(例えば契約応答日)の純財産額が前年よりも多ければその多くなった金額が最低保証額になって切り上がることになり、いったん切り上がったなら下がることはない。もちろん死亡保障が厚い薄いで以下で示すように保険関係費に差が出ている。

死亡時に払込保険料保証
ステップアップ型
最低保障額逓増型
払込保険料最低保証はなく一定額保証型


年金
10年20年といった期間が経過後に年金に移行する。確定年金・終身年金・夫婦年金・現金一括受取・終身保険移行等様々な選択肢が用意されている。なお「終身保険移行」は生命保険の販売免許の関係で限られている。

年金がいくらになるかは年金開始時の純財産額次第ということになる。ただし年金原資ないしは年金支給額について、実際の純財産額がいくらであるかにかかわらず払込保険料額等を保証する商品もある。年金原資等を保証する商品は運用する特別勘定が限定されていることが多い。

特別勘定の制約についてはハートフード生命のNEWアダージョの例が分かりやすい。年金保証があるタイプないタイプにより、選択できる特別勘定が大きく異なる。年金原資保証があるもので期間が短いものについてはバランス型の特別勘定1本しか設定していない。一方で年金原資保証のないものは様々な特別勘定が設定されている。

NEWアダージョSTBの特別勘定明細
(年金最低額保証特約は10年・15年・20年にそれぞれ付されているが、短期運用の10年・15年では特別勘定は1本だけで、20年の場合は期間が長いこともあり複数の特別勘定が設定されている。)
NEWアダージョFKの特別勘定明細
(NEWアダージョSTBは住友信託銀行が販売する商品でその信託銀行関連の特別勘定が目立つ。一方でNEWアダージョFKは福岡銀行の販売する商品。投資信託の選択についてはしがらみがないためか様々な販売元の投資信託が名を連ねている。特定の証券会社や大手銀行の販売する商品にはこのようにしがらみのある特定勘定ばかりが目立つものが多い。)



諸経費
投資信託は購入時に購入手数料がかかるものが多いが、変額年金ではほとんど無い。払込んだ保険料はそっくり特別勘定に移されて投資運用がなされる。そこから「保険関係費」と呼ばれる保険契約維持のための経費が日割りで控除される(保険関係費は積立金残高に対して年額2%前後のことが多い。死亡保障内容により異なる商品もある)。

また特別勘定ごとに「運用関係費」と呼ばれる運用のための諸経費が控除される。これは各特別勘定ごとに(つまり各投資信託ごとに)定められている。年額0.数%のものが多いがどのような運用をするかにより差が大きい。

10年20年等の一定期間経過後には年金の支給が開始するがその際は「年金費用」が年額で年金年額の1%ほどかかる。運用結果からこれら経費を差し引いたものが契約者の純財産額となる。

なお契約時に手数料がないが、そのかわりに契約から7年ないし10年程度の間に解約すると解約控除として一定額が控除される仕組みになっている。

ハートフォード生命のNEWアダージョの例

保険関係費
 主契約部分年金最低額保証特約ステップアップ特約合計
10年運用コース2.10%0.26%特約なし2.36%
15年運用コース2.10%0.26%0.01%2.37%
20年運用コース2.10%0.27%特約なし2.37%
自由選択コース2.10%特約なし特約なし2.10%


解約控除
経過年数1年未満1年以上2年以上3年以上4年以上5年以上6年以上7年以上
契約控除率7%6%5%4%3%2%1%0%



変額個人年金トピックス

・変額年金はどう説明されどう販売されているのか
・生保会社の変額年金を証券銀行が売りまくる。
・再保険にだしているから大丈夫のはず?
・いろいろな保険会社が日本で変額年金を販売中。
・証券会社や銀行が受け取る変額年金販売手数料

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変額年金についての一般的な説明
変額年金保険は、株式や債券などの有価証券を中心に運用する資産運用目的の性格が強い保険で、最終的に積立部分が年金として支払われるもの。生命保険というよりも投資信託に近いもので、投資信託購入するように一時払いで購入されるのものが多く、月払い年払いは少ない。

変額年金ではない通常の個人年金は一定の運用利回りが保証されているが、変額年金ではその保証がなく、元本割れのリスクがある。逆にインフレヘッジが十分にできるともいえる。死亡時には給付金の最低額保証がされているものも多く、年金原資について最低額保証されているものもある。

検討すべき項目は次のような点となる。投資運用先としてどのような特別勘定が用意されているか、その運用関係費はいくらぐらいか。そして死亡保障の内容はどのようなものか、最低保障額やステップアップはあるのか。年金はどのような仕組みになっているか、最低額保証はあるか。解約時の控除額はどうか。最低契約金額や諸経費はどうなっているか。その保険会社は大丈夫か




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