トピックス 2003年7月から9月
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トピックス 2003年7月から9月
住宅ローン繰上返済をしても大丈夫なのか
生命保険業界はどの方向にすすんでいるのか
病名告知して保険契約するのはどのくらいか
アメリカFP事情
ペーパーレス生命保険の日本第一号
破綻生保営業職員。外資系に変わったら…
日帰り入院と単なる診療との違いはどこで見る?
「私の保険契約を買ってください」マーケット
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住宅ローン繰上返済をしても大丈夫なのか
「元気な企業を見てください。元気な企業ほど債務返済を進めています。デフレの今こそ、身軽になって利益率を上げることを考えています。私たち個人も同じです。デフレ時代には、まず借金を返すことです。」
(週刊ダイヤモンド2003.6.28.自分なりマネー術)。
こんな時代背景なのに、リスクも考えず、住宅ローン繰上返済を無条件積極的に勧める人がいます。
bird発行人は「よほどの覚悟がない限り、繰上返済なんかしてはいけない」とアドバイスしています。
企業と個人は明らかに違います。企業はうまくいかなければ潰せばいいのです。個人は潰せません。家族がいます。幼い子がいます。年寄りがいます。
今のようなリストラ必至の時代には住宅ローンの繰上返済などはせず手元資金を厚く積むことを考えなくてはいけません。繰上返済が有利なのは事実です。しかし中高年が無理な繰上返済をして手元資金がなくなった瞬間にリストラとなったなら、多くの場合には、即座に地獄の一丁目の入り口です。
十分な預金があれば余裕ができますし、しばらく生き延びられます。苦しければ住宅ローンの返済をストップしましょう。後で返せばいいですし、最悪なら競売まではタダで住めます。競落されたら競落者から数十万円の引越代をもらえることもあります。
「元気な企業」と「生身の個人」は違います。もちろん自分に自信がある方は、どんどん繰上返済をなさってください。
借金自殺時代…ローン破綻で「死なないため」のアドバイス
借金家庭崩壊…破綻から「妻子を守るため」のアドバイス
自己責任時代…地主さんへの「破産しないため」のアドバイス
生命保険業界はどの方向にすすんでいるのか
生命保険会社の2002年度決算発表を踏まえて様々な分析がされています。新契約の対前年割れが続き、保有契約の減少は続き、運用利回りの低迷と逆ザヤの高止まりが続いています。それでも探せば明るい材料が見えてきているようです。
まずは「解約の大幅減少」。日産生命破綻で爆発的に増えた解約が減少してきています。保険会社42社合計での解約返戻金は前年比30%減少です。
「医療ガン保険」の好調。医療保険は前年比142%。アメリカンファミリーの契約件数は1574万件で日本生命の1522万件を抜いたのがその象徴でしょう。
また「銀行窓口販売による個人変額年金」の急進展。窓口販売とはいっても、銀行の営業担当者による押込販売も始まっているように思われますが…。
(保険情報 2003.7.4号)
病名告知して保険契約するのはどのくらいか
先天性甲状腺機能低下症は甲状腺が不足する新生児の病気です。早期発見されれば治療できます。
この病気にかかった子供の保険加入状況が調査されています。75人中で保険に加入しようとしなかったのは9人。66人は保険加入を試みます。うち33人がすんなり加入できました。この33人のうち26人は病名を告知しませんでした。5人は子供保険なので出生前からの加入。2人はチャンと病名告知して加入しそれはいずれも外資でした。断られた33人中で日本の生保に断られたのは17人、郵便局に断られたのは16人です。断られた33人のうち7人が他の保険会社に再チャレンジします。そして病名告知して加入したのは4人で生協3人外資1人。3人は今度は告知しないで加入しました。(共済と保険2003年7月号…日本先天代謝異常学会報告から)
アメリカFP事情
「02年現在、全米では約2万5000もの独立系FP事務所があり、かれらの平均年収は約2500万円であるという。さかのぼって00年には、米国ではFPが弁護士や医者を抑えて最も人気のある職種となった。今の日本では想像もできない状況である。」
米国でも10年前は今日のFP人気を予想できなかったようです。10年後に日本のFP事情が米国のようになるのでしょうか。
米国では上位5%富裕層が国全体の資産の56%を占めるのに、日本では25%といいます。つまり日本には富裕層が少ないということのようです。またサービスにカネを払う習慣のある欧米と、そのような習慣のない日本との差も大きい問題のようです。
(FPジャーナル2003.7月号 相山豊氏)
ペーパーレス生命保険の日本第一号
アメリカンホームは医療保険についてネット上で契約を完結させます。一連の手続がすべてペーパーレスで完結するのは日本初だとか。
まず契約内容のネット見積もり。そしてネット上でメールアドレスとパスワードを入力し、健康状態の告知までもネット上で行います。そうした上で名前等を入力して「申し込みボタン」クリックで契約完了。保険料はクレジットカード決済です。後は引受承諾書が自宅に送られ、それでよければ契約証が送られます。
(保険毎日新聞2003.8.21号)
破綻生保営業職員。外資系に変わったら…
旧協栄生命は破綻しジブラルタ生命に生まれ変わりました。従来から在籍の女性営業職員は従来型の保険営業から、ジブラルタの兄弟会社プルデンシャル生命同様のニードセールス営業を求められました。
そして、その結果として、彼女らは国内大手生保を上回る生産性を上げるようになったようです。
同社の社長は「(営業職員は)劇的な体制変化によくついてきてくれた。彼女たちは立派に勝利した。」ちなみに同社の営業職員は国内大手生保と違い、本業のセールス以外の採用育成業務はしないそうです。
(週刊東洋経済臨時増刊2003.8.27号)
日帰り入院と単なる診療との違いはどこで見る?
最近の医療保険はバラエティがとんできています。流行は「日帰り入院」に支給される入院給付金。風邪をひいて病院に行っただけでは、多分入院ではなく単なる診察なのでしょう。
では「日帰り入院」とは何なのでしょうか?
病院の窓口で渡される「医療費請求書」を見ると一目瞭然だそうです。「入院料」の欄に点数(金額)の記載があれば入院扱いだそうです。
(保険毎日新聞2003.9.18号)
ちなみに旅館は1泊2日で1泊分の請求ですが、病院の1泊2日は2日分の請求になります。ご存知でしたか?
「私の保険契約を買ってください」マーケット
「私が入っている○○社の生命保険を売りたいのですが、買取価格はいくらですか?」…日本では想像がつきません。英国の保険は日本の保険よりも貯蓄性が強く、貯蓄性金融商品にも近いそうです。保険会社別保険商品別経過年数別に買取価格が定まっているそうです。満期前の生命保険の「流通市場」がイギリスにあるのです。
(日経金融2003.9.17.)
日本に置き換えてみるとこんなところでしょうか。満期まであと5年の貯蓄タイプ養老保険。5年後には満期で100万円になるけれど今解約なら70万円です。この保険契約を80万円で投資家に売ります。
具体的には80万円を受け取って契約者と保険金受取人を変更をします。投資家は80万円で買って5年後には100万円になる有利な投資。原契約者は解約しての70万円よりも売却しての80万円のほうが有利だし、その保険会社が潰れても関係がなくなるし…。
大分以前ですが、アメリカではエイズ末期患者の生命保険契約を買い取って証券化するビジネスがあったと聞きました。エイズ患者の家族は死亡保険金を受け取れなくなりますが、お金を受け取り今必要な治療費や最後の生活費に使えるというものでした。世界にはいろいろな保険ビジネスがあるようです。
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