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生命保険と火災保険の有効活用 byアイ保険(2)
生命保険と火災保険の有効活用について
1.保険と住宅の相関関係
「人生にもっとも大きな買い物は住宅購入と生命保険の加入だから慎重に」消費者側に立った経済情報誌やハウツー本等が増えてきた昨今、こうした言葉を目にした方もいらっしゃるかと思います。
また、不動産や保険の営業マンの方等から聞いたよ、という方や感覚的にわかっているよという方もいらっしゃると存じます。
一方で住宅に関して購入・賃貸に拘わらず検討しなければならない事案の一つに「火災保険」というものがあることも忘れてはなりません。
誠に失礼ながら住宅購入に際して多額かつ長期のローンを組まずに買えてしまうという方はごくわずかだと思います。
かくいう私も数年前に結婚と住宅購入をほぼ同時に実行に移すという暴挙(?)に打って出ており、毎月において返済中でございます。
就職・結婚・出産等の人生のイベントを経ていざ一国一城の主を目指したその時に、高額かつ長きにわたるローンの資料や計算書等を目の当たりにして金銭感覚が麻痺してしまい、月々の出費額が数万円増えてしまってもあまり気にならない、という状況に陥ってしまうということも身をもって
経験致しました。
しかし、冷静になって考えれば月々ご自身の口座から引かれていく金額が12万円であるのと9万円であるのとでは経済的にはもちろん精神的にも大きな差が生じるのが実情かと思います。
そこで住宅購入に際して同時に目の前をちらつく保険という部分において無駄を省く事でローン返済以外の部分で出費を軽減する術がないか否かを考えてみたいと思います。
2.生命保険と火災保険の相関関係
では具体的にどういった保険が関わってくるのかを見ていきたいと思います。
まずは生命保険というカテゴリーの中で整理してみることにします。
第一に挙げられるのは民間の保険会社から加入する死亡保障、いわゆる「生命保険」です。
皆様それぞれの生活環境がおありになると存じますが前述させて頂いたような就職・結婚というステップを経ての住宅購入であるのならば、何らかの形で「生命保険」の提案や加入の機会に直面されているかと思います。
その保障の内容はご加入の方に死亡・入院等の有事があった際に契約した一定の保険金額(給付金)をお支払いするというものです。
次に住宅購入時にのみ我々の前に現れる生命保険として挙がるものが団体信用保険、いわゆる団信といわれる保険です。
こちらは、ローンの債権確保の為に金融機関の側から加入を推奨されるものでローンの債権額を上限に年々保障の金額が逓減していくタイプの保険で支払われた保険金額でローンの残額を相殺するというものです。
保障についてはご加入の方が死亡あるいは高度障害状態になられた際にその時点での保険金額をお支払いするという内容になっています。
続いて損害保険の分野において見てみたいと思います。
このカテゴリーの中でからは「火災保険」という類の保険が最重点であることは間違いないでしょう。
加入の経路は民間保険会社・不動産会社・金融機関等が挙げられますがいずれの場合もお住まいの住宅が火災・落雷・外来物の衝突・水災等に見舞われたときに有効となるタイプの保険です。
火災保険にはその保険の対象物に応じて「建物」のみを対象としたプラン・「家財」のみを対象にしたプラン・その両方を対象としたプランと分類することができますが、住宅の購入というタイミングでは「建物」への補償が主眼点となるかと思います。
3.生命保険と火災保険の相互活用
つまり、生命保険の保障の対象は「世帯主様ご自身」であり火災保険における補償の対象は「家そのもの」ということになります。
本題において相互活用とうたっておきながら、その目的は有事の際の住宅ローンの残額返済という同一であったとしても「人」と「物」とで対象物の違う二つの保険を「〜だからこちら側一方で」等としてしまうのはいささか荒唐無稽に思います。
住宅という大きな買い物を目前にしてできるのは、生命保険と火災保険あるいは生命保険同士のバッティングを避け各々に各々のフィールドをカバーしてもらうということではないでしょうか?
民間の生命保険と団体信用保険ということに着目してみれば、その支払い事由は契約者の方の死亡・高度障害時と同じなわけです。
唯一住宅ローン加入時に団信の同時契約がないと審査が通りにくいという懸念があるようです。
ですがこの保険の加入の目的は金融機関の債権返済の確約が主でありそれがクリアになれば問題はないものと思います。
保険の見直しという文言が各メディアで聞かれるようになってから久しいですが、もし「就職したてのころに仕事の付き合いで生命保険に3本も入ってしまった。」とか「将来のことを考えて高額な死亡保障の保険に入った覚えがある。」などという方は一度そちらの保険の内容をもう一度紐解いてみた上で保険やローンの担当の方に相談してみるのも無駄なことではないと思います。
一例としてローン相当額の生命保険が一契約、それ以外にご遺族の為の生命保険が一契約あるという場合であれば団信に加入せずローン相当額の保険に質権設定をするというのも可能かも知れません。
もちろん、「家も買ったし保険も増やさなきゃ。」というケースであれば比較的掛金の安い団体信用保険はとても有効なものという事になります。
一方、生命保険と火災保険の関係をみると、前述のように対象の違う二つの保険を一本化するのは難しいと思います。
であれば、必要な保障額(補償額)を有事の際に確実に手に入れられる様にしておくべきかと思います。
火災保険にご加入の方から「10年前に3000万円の火災保険に入っていたのに実際火事になったら半分しか保険が出なかった。」というようなお声を頂くことがあります。
これは契約時の保険の掛け方に一因があると思われます。
火災保険における保険金額(補償額)設定の仕方として「時価額払」というものと「新価実損額払」というものがあります。
前者は羅災した時点でのその建物の時価を基準に保険金額を支払う形の保険であり、後者は羅災した後にその建物を新たに立て直す為に必要な金額を基準に支払いをするという形のものであります。
前述した例であれば、火災保険に入った時は3000万円の価値の家であったが、10年経って減価償却がかかり支払いがあった時点では半分の価値になっていた、ということなのです。
この点以外にも補償内容について細分化し、必要な補償をピックアップできるプランも増えてきています。
生命保険と違い事前に火災保険に入っておいたという方は皆無でしょう。だとすれば、検討を余儀なくされるこのタイミングで内容をじっくりと見定め、必要な補償をきっちりと備えておく事が有効にあると考えます。
いずれにしても結婚・出産等の家族構成が変化することと同じく家(不動産)の購入というタイミングは保険も含めて家計の中でのコストを再検討し、メンテナンスする絶好のチャンスではないかと存じます。
2009.9.
I(アイ)保険事務所

by I(アイ)保険事務所
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