商品比較無選択型の医療保険 by古川悦子(19)アメリカンホーム保険

[0]TOP [1]生命保険の相談実例集

商品比較無選択型の医療保険 by古川悦子(19)


無選択型の医療保険の商品比較 


前回は、告知項目を緩和した『限定告知型』医療保険比較をしました。
今回は、『無選択型』医療保険をとりあげてみたいと思います。
『無選択型』の保険は、医師の診査や健康告知を必要としない保険です。

まずは、『無選択型』医療保険商品を比較しながら特徴などをおさえて、次に、通常の医療保険および『限定告知型』医療保険と比較させながら違いをみていくことにします。

@ 『無選択型』医療保険商品の比較(55歳女性の場合)



『無選択型』の保険には、医療保険の他に終身保険があります。医療保険を扱っている保険会社は少ないようです。
アメリカンホーム保険の「ザ・大人の医療保険」と太陽生命の「やさしい保険」を比較してみました。「ザ・大人の医療保険」の契約年齢に合わせて、55歳女性の場合としました。
「ザ・大人の医療保険」と通常の医療保険「私にやさしい医療保険(シンプルパック)との比較は、無選択型医療保険と特別条件の医療保険を参考にしていただければと思います。

『無選択型』医療保険も、『限定告知型』医療保険と同じく、保障の種類は少ないようです。
死亡保障はありません。『限定告知型』医療保険においては、死亡保険を支払う保険会社もあります。

特徴を、上記2つの医療保険でみていくことにします。
2つの医療保険の保障内容を比較してみますと、共通しているのは、保険料が男女同一になっていることです。健康告知と医師の診査が不要となっているために、通常の医療保険より保険料が割高となっています。(パンフレットに記載)

保険料が「ザ・大人の医療保険」の方が若干割高になっているのは、「やさしい保険」よりも、手術の種類によって、給付金額が多く支払われたり、損保系ならではの賠償責任保険が支払われたりするからだと思います。

保障内容に大きな違いはありませんが、細かいところで、免責期間の内容や手続き上に、独自の設定がされているようです。

2つの医療保険は、ともに85歳まで継続することができます。ただ、「ザ・大人の医療保険」は、保険期間満了後に契約者から申し出がない限り更新されますが、「やさしい保険」は、保険期間満了後は新規契約扱いとされて、新たに申込書に記入することになります。

免責期間に関しては、設定内容が多少相違しています。ケースごとに保障対象時期をまとめてみました。参考としていただいて、詳細は各保険会社に問い合わせしていただければと思います。

A 『無選択型』医療保険商品の免責期間



「ザ・大人の医療保険」の方が、免責期間が長くなっていて、支払い条件も厳しいような気がします。責任開始日から90日の免責期間中に発病した場合と、責任開始日前の不慮の事故によるケガの場合の保障はされません。

「やさしい保険」には細かい決まりがありますので、事前に、いつから保障されるのかなど保険会社に確認しておくことが大事だと思います。

B 『無選択型』医療保険を通常の医療保険および『限定告知型』医療保険と比較する


(50歳女性の場合)

3つのタイプの医療保険を比較してみました。違ったタイプの保険の比較は、なるべく同じ保険会社の商品で行うとわかりやすいと思います。

「けんこうレスキュー」は通販専用の保険商品となっています。50歳女性の場合で、入院給付金を日額5,000円として比較してみました。

「けんこうレスキュー」<『限定告知型』「既成緩和」<『無選択型』「やさしい保険」と、保険料は割高になっていきます。「やさしい保険」の保険料は「けんこうレスキュー」の約2倍弱となります。

「けんこうレスキュー」は、健康祝金額と手術給付金額が一番多く、保障内容が手厚い割には、保険料は一番割安になっています。

「既成緩和」には死亡保険金の支払いがありますが、掛け捨て部分が多く、健康祝金などの生存給付が多い方が、本来保険料は割高になるはずです。(「やさしい保険」には、死亡保障や満期祝金が受け取れるコースもあります)

「やさしい保険」の保障は、必要最低限で設定されています。入院の通算限度日数が、450日と他の2つの医療保険の半分以下の日数です。
システム上にも多少規制があり、「やさしい保険」には保険期間満了後の更新制度がありません。

ただ、「既成緩和」と「やさしい保険」を比較した場合、「既成緩和」は契約日から1年以内の削減期間は給付金額が有利にならない場合があります。その旨、「既成緩和」のパンフレットに記載があります。

C 通常の医療保険と『限定告知型』医療保険の告知項目の比較



参考に比較してみました。

「既成緩和」の方は、特定の病気以外は告知を緩和していることがわかります。過去の入院や手術について遡る年数は、悪性新生物(がん・肉腫・白血病・悪性リンパ腫)が5年、それ以外の病気は2年となります。

医師の診断に関して遡る年数も、「けんこうレスキュー」が3ヵ月以内であるのに対し、「既成緩和」は現在だけの告知となり、悪性新生物と肝硬変に限っています。

目新しい項目として、公的介護保険制度の要介護・要支援の認定を問うています。

D 『無選択型』医療保険を検討する前に・・・


まずは、「通常の医療保険に加入できるか」保険会社に問い合わせすることをお勧めします。

「やさしい保険」のパンフレットにも書いてありますが、健康状態について、告知や医師の診査を受けて、通常の医療保険に特別条件を付加して加入できる場合もあります。

特別条件として、(1)特定疾病・特定部位の不担保(2)割増保険料等とあります。
言葉の意味を簡単に説明しますと、以下のとおりとなります。

(1)特定疾病・特定部位の不担保

既往症に関連した身体の一部(例えば、肝臓、胃腸など)を入院・手術給付金の対象から外す(不担保にする)こと。不担保期間(不担保にする期間)は危険の程度によって一定期間または全期間。複数の身体部位の不担保もあります。
既往症に関連しない身体の部位は不担保されませんし、不担保期間が過ぎると普通に給付金の支払いを受けられます。
(2)割増保険料

危険の程度(発病の可能性)によって割増された特別保険料を一定期間または全期間払い込みます。

他には、一定期間、経過年数に応じて給付金額を一定割合削減する"給付金の削減"もあります。『限定告知型』医療保険で設定されている1年以内の給付金の50%削減支給と似ています。

特別条件を付けることで、ほかの被保険者や契約者の方と公平を保っています。特別条件の付け方は、保険会社によって多少相違します。
"割増保険料"は、一定期間か全期間かで違ってきますが、"特定疾病・特定部位の不担保"は、不担保されない身体部位の病気の場合には、通常の医療保険と同じ条件で保障を受けられる点が大きなメリットです。

『無選択型』医療保険の場合(『限定告知型』医療保険も同じ)は、割高な保険料を払い続けなければいけないのです。免責期間があって、すぐに保障されないことも考慮しなければなりません。

保険は保険金・給付金を支払う確率が高くなるほど、保険料も割高になります。

通常の医療保険に加入不可なら、『限定告知型』医療保険と比較して検討してみましょう。

『無選択型』医療保険は、選択肢の一つというより、「健康に不安があっても保険で保障したい」と考えている方の最後の手段として活用するとよいと思います。




2008年3月


by 古川悦子(FP事務所「フェリースライフ」)(神奈川県川崎市)






引受基準緩和医療比較 アメホvsアフラック
商品比較 限定告知型の医療保険
限定告知・引受基準緩和医療比較
引受基準緩和型の終身医療比較1
引受基準緩和型の終身医療比較2
告知義務と質問に答える義務
商品比較無選択型の医療保険
弱体者向け医療保険の比較
限定告知型医療保険の比較
やさしいEVER(アメリカンファミリー)
注目商品 みんなのほすピタる アメリカンホーム
スミセイの千客万頼(住友生命)住友生命
まもりたい(アリコジャパン)アリコジャパン
限定告知型医療保険損保ジャパンひまわり生命



このページはPC用ページの次のサイトを携帯でも多少とも読みやすくするためのページです。図表等は携帯対応できていません。フルブラウザでご覧ください。
http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/7329.htm


保険選びネットTOP
生命保険 選び方生命保険 情報
生命保険 見積り生命保険 相談
保険プロ情報
自動車保険 比較
気になる保険商品商品名種類目的検索
保険会社別商品検索
各社主力商品
保険商品の比較リスト
生命保険比較一覧
FPによる比較一覧
FPによる注目商品
知らないと損
FPによる保険情報
bird管理人の保険知識
独断解説&勝手比較
自動車保険 見積り
サイト運営元
プロ向メルマガ
バードレポート
who? 管理人

保険選びネットTOP 携帯アクセス解析0