200501「外貨建商品」

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200501「外貨建商品」


AAA−本音のアドバイス…目次

「外貨建商品」

外貨預金・外貨建生命保険・外貨建個人年金と、外貨建商品が大賑わいです。

長引く低金利環境で円建て商品では、どう頑張っても利回り面で魅力的な商品を作ることができませんが、金利の高い外貨建で商品を作れば、かなり見栄えの良い商品ができるということなのかも知れません。

バブルがはじけて、また9.11が起こって皆が気落ちして下火になっていた海外旅行もようやく復活して、外貨に皆が慣れてきているのかも知れません。

外国為替証拠金取引もいろんな会社が盛んに宣伝するようになっています。

外貨による資産運用では生保各社とも、たとえばプラザ合意後の急激な円高でさんざん痛い目に合って来ているはずですが、為替リスクを自分で取らずに契約者に転嫁してしまえるのであれば、そのリスクはどうでも良いと考えているのでしょうか。

もちろん銀行や外国為替証拠金取引を販売する会社は、最初からノーリスクです。その分リスクはすべて契約者・投資家持ちです。

外貨建の金融商品は外貨預金を初めとして、かなりいかがわしい商品が開発され、積極的に販売されています。

たとえば年利20%のドル建預金、ただし期間は1ヵ月。1ヵ月の金利は年利の12分の1ですから1.8%にしかなりません。為替リスクは全て預金者持ち。さらに為替換算手数料も預金者負担。往復((往)手持ちの円をドルに換えて預金し、(復)満期になったら預金を円に換えて受取る)の換算手数料が、ドル円の場合だいたい2%程度。利息からこの換算手数料を差引くと、ほぼ確実にマイナス利回りになるという商品です。

運良く為替レートが円安になれば儲かるかも知れませんが、一ヵ月後の為替レートの円安に賭けるというのは、一般の投資家にとってはギャンブル以外の何物でもありません。

米ドルがたとえば豪ドルになったりすると、さらに高い金利を使うことができますが、それと同時に為替換算手数料も米ドルの倍近くなったりします。

銀行も保険会社も外国為替証拠金取引業者も、皆商売で保険・預金・証拠金取引を売っています。最優先課題は彼らの利益(儲け)です。

見た目の派手さに惑わされないようにするためには、まず最初に彼らはどうやって儲けているんだろう。その彼らの儲けは自分の儲け、あるいはコストにどのように影響してくるんだろうと考えることです。

自分が犠牲になって銀行や保険会社を儲けさせる必要はありません。

日本人は悲観的な話を好む人が結構いるので、日本沈没とか日本破産とか円暴落とか、今すぐに外貨を持って外国に逃げ出さなきゃならないような気にさせる本が結構人気になります。

お伽話・物語として楽しむならそれも良いですが、実際に自分のお金をそれに賭ける、あるいはお客さんのお金をそれに賭けるように勧める、その前に、もう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。




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http://www.hoken-erabi.net/seihoshohin/goods/7210.htm


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